園の特色

園長あいさつ

 当園は昭和初期、農繁期に寺の本堂を開放した託児所が原点と聞き及んでいますが、今やその時分とは家族の仕事や形態をはじめ、地域の状況はずいぶん変わりました。
 全国的にも車社会化が進み、スマートフォンに代表される便利なデバイスが次々と現れたことによって、こどもたちが身体を動かして遊ぶ機会が減りました。これにより生活リズムが崩れ、疲れや意欲低下、体調不良を訴えるケースが増加したことが学会等で指摘されています。
このことは当地も例外ではありません。
 当園では外遊び、運動遊びを積極的に取り入れています。
まずは、よく遊び、ぐっすり寝て、しっかり食事をとって、すっきり排便する、という「生活リズム/サイクル」を整えること。
人の成長には、学問・スポーツ・芸術・コミュニケーションなどさまざまな能力や技術が大事ですが、何を会得するにしても、それらを受け容れられる土台=こころと身体づくりが大切と考えるからです。
 令和となって、社会はますます変動します。
こどもたちにはどんな社会の変化も健やかな心身でもって乗り切ってほしいものです。そして何よりも笑顔であってほしい。その土台作りのお手伝いをさせていただくことを慶びに、努めてまいります。
(園長  中西 智浩)

保育の目的

仏教精神を根幹とし、児童福祉法及び最低基準に基づいて、利用する子どもが心身ともに健やかに育成される保育事業を行なうことを基本方針とする。

保育理念

私たちは、生涯にわたる人間形成にとって極めて重要な時期に関わる「保育」を通して、大人も子どもも育ち合いながら地域全体の福祉の増進に寄与します。

保育の基本方針

・あたたかな表情とことばで、ひとりひとりの思いや願いを受け止めます。
・食事・排泄・運動・睡眠の生活リズムを整え、親しみとくつろぎの場を作ります。
・尊敬といつくしみの念で接し、他を大切にする心を育みます。
・できるようになるよろこびを伝え、意欲と、のりこえる力を養います。
・保護者や家族、地域の方々はともに育てる仲間。気持ちよく迎え語り合います。

保育目標

~いのちを尊ぶ心と生きる力~
・いのちを尊ぶ子~人・動植物・ものを大切にする、お手伝いができる。
・こころもからだもすこやかな子~生活習慣・態度・ことばを身につける。
・ゆたかな感性を持つ子~好奇心をもって自分で考える、行動する。